身近にある紙に着目!リサイクルで紙が出来るまで

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パルプって知っていますか?

パルプからリサイクル紙に

突然ですがアナタは「パルプ」と言う物を知っていますか?聞いた事はあるが何を指しているのかわからないのがほとんどですが、実はこのパルプがリサイクル紙になる繊維です。パルプには2種類あって木材パルプは木を切って作るので新しい紙の原料になります。リサイクル紙はこの木材パルプでは無く古紙や合成繊維パルプを含んでいます。
作り方はまず木材や資源から繊維を取り出して、高圧の釜の中に薬剤と一緒に煮込む事で接着剤の役割を持つリグ人を溶かして繊維をバラバラにします。取り出した繊維に洗浄と漂白すればパルプになります。
パルプ機械によって結合しやすい状態にしてから均一に広げて滑らかにしていきます。これがリサイクル紙の作り方です。

牛乳パックでリサイクル紙を作る

お子さんがいる家庭や夏休みの工作として紙を作った事がある方もいるでしょう。一般家庭でパルプを作るのは無理ですが、牛乳パックを使ってリサイクル紙を作る事が出来ますので興味がある方だったり、お子さんがいる家庭は作ったりしてみて下さい。
まず牛乳パックをキレイに洗い、鍋で沸騰させてコーティングしているフィルムを丁寧に剥がします。フィルムを剥がしただけでも厚紙として使えますが、その後出来るだけ細かく割いて、ミキサーで水に浸しながらドロドロになるまで繰り替えします。ドロドロになったものが繊維(パルプ)です。
苗箱を使って繊維を均一に広げて乾かすとリサイクル紙の完成です。手では均一に出来ませんが、それがまた味わいを出してくれます。


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